前回は店舗契約についてのおおまかな説明をしました。さらにスカウトマンのバイトに直接営業をかけてくる場合の対処策についても説明しました。今回はその続きである、スカウト会社の求人サイト(一般的な求人サイトや求人誌を含む)を通して、店側から営業があった場合の対処方法と、自分から営業をする方法についても書いていきます。

スカウトマン求人サイトに掲載すると、アルバイトの応募よりも営業のほうが多くかかってきます。これは僕自身がスカウト会社を経営していた時に、迷惑だと思うほどでした。スカウトマン募集のために掲載しているのか、営業のために掲載しているのかわからなくなるほどです。

ここで二つ注意しなくてはいけない事があります。それは電話営業をしてくる店舗は、直接営業をかけてくる店舗と違って、違法店が数多く存在するという事。さらには、まだオープンしていないが、スカウトマンの相場について知っておきたいがために、調査目的でかけてくる事です。この二つははっきり言って相手してはいけません。貴重な仕事時間を使う価値もありません。

当たり前ですが、違法店と契約をとった場合にはスカウト会社にも損害があります。これを防ぐためには、契約の前の段階で店舗名を聞いておき、事前に店舗HPを確認します。もしHPが無い場合はあきらかにおかしいです。また、新規オープンするかどうかもわからない店舗からの営業の場合は、「オープン日が決まったら連絡ください」と言えば解決です。冷たく感じるかもしれませんが、本当に迷惑になるほど、新規オープン予定の店舗からの営業は多いです。

次は自分から営業をするときです。自分から営業をする際に、飛び込み営業は絶対にやめましょう。これをやると店舗側に迷惑になりますし、二度と契約できなくなります。基本的には電話営業が一番おすすめできます。あとは、仲の良い店舗同士で紹介しあうこともありますが、なかなか難しいかもしれません。契約のさいには、必ずスーツでいきましょう。スカウトマンは私服が多いので、集金のときは私服でもかまいませんが、初対面ではスーツで行くことを心がけてください。

次回は、どういう店舗と契約をするのがいいのか、業種別に詳しく説明していきます。