スカウトマン募集を自分が会社経営をしているときには、頻繁におこなっていました。スカウトマンのバイトを希望する、多くの人を面接しましたが印象に残っている人がいます。面接時の印象が強かったですが、彼はその後、大学生のアルバイトながら月に80万円をコンスタントに稼ぐようになりました。

スカウトマンを求人するのは、男性向け高収入サイトを使っていましたが、月に数人しか応募がなく、来たとしても高齢の人ばかりで、面接するのも億劫になっていた時期でした。そんな時に、彼からの応募がありました。電話でといあわせがあり、いろいろ話を聞くと、年齢は20歳と若く スカウトマンを始めるには適した年齢であったので、面接するのを楽しみにしていました。

スカウトマン希望の人はイケメンが多いというわけではありません。普通の仕事と同じように、イケメンもいれば少し不細工な人までやってきます。ですが、彼はずば抜けて不細工でした。しかも背が低くて、いかにもモテない学生という感じでした。しかもバイトの面接の際に「スカウトマンのバイトはモテますか?」を連呼するような非常識だったので、正直不採用にしようか悩んだくらいでした。

スカウトマン募集をしていると、たまに変な人がやってくるので不採用にすることもあるので、彼もそうしようと思ったのです。しかし、不採用にしなくて正解でした。

彼は女の子が大好きで、声をかけるのを楽しそうにしていました。スカウトになりたてだと、普通は何度かシカトされるとめげてしまうのですが、彼には一切そんな事はありませんでした。理由を聞くと「え?女性っていつもあんな感じじゃないですか?」とさみしいことを言っていたので笑ってしまいました。彼にとっては女性は冷たい生き物だそうです。

それでも、仕事を続けていくうちに、身だしなみにも気をつかうようになり、少しは見た目というか雰囲気もよくなってきました。それにともない成績も上昇して、一年もしないうちに月収100万まで到達しました。稼げる時期と稼げない月の差が激しかったので、平均すると月収80万くらいでした。
それからスカウトマン求人をするときには、不細工であったとしても、とりあえず採用してみようという方針になったのは言うまでもありません。